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光コラボは本当に遅い?口コミの真実全部教えます!

更新日:2017.1.15

こんにちは清水コウタです。「光回線は1~2Gbps出る!」と思っていたけれど、導入してみたらそんなに速くは感じない、それどころか測ってみたらADSL並の速度しか出なかった!…こんな口コミ情報が密かに増えていると言われています。果たしてそれは本当なのでしょうか。また、「最速」のはずの光回線が遅くなるのはなぜでしょうか。

えっ!?光コラボってここまで遅くなるの?

光コラボが始まってから、回線速度に関する口コミが絶えないドコモ光とOCN光ですが、2017年現在でも夜間に回線速度が1Mbpsに満たないくらいまで遅くなる事例がかなりあるようです。

ドコモ光

OCN光

清水:2017年になっても解決していないですね。とくに夜間の速度低下が顕著でアクティブユーザーが伸びると速度が低下し、ツイッターの投稿も多くなるという悪循環がありそうです…

フレッツ光まで遅くなったという報告が。原因は?

光コラボレーションは単なる契約モデル!

NTTはフレッツ光という光回線サービスを提供しており、2015年から光コラボレーションモデルを始めました。しかしどちらも使っている回線は同じです。光コラボというのは、新しい回線サービスではなく、従来の回線の契約窓口とサポートとをプロバイダに一本化した契約モデルにすぎないのです。使っている回線が同じなので、光コラボにしたから速くなる(遅くなる)、ということは原理的にはありません。

光コラボとフレッツ光、実は通信インフラは共通!

光コラボ時代になってから「遅くなった」という意見が増えたことについては、複数の原因が考えられます。まずはごく単純に「ユーザー数が増えた」ということがあげられます。光コラボは携帯電話やWiMAXなどと同様のわかりやすい契約モデルです。

営業窓口をプロバイダ任せにしたため、業者が熱心に新規顧客の開拓を行いました。この結果、爆発的な勢いでユーザーが増え、光回線網を飛び交うパケットの数も増加したのです。日本のインターネット網は日々刻々と増強が行われているのですが、ユーザー数の増加が回線増強のペースを上回ると、渋滞は当然のように発生します。

同様の問題は、WiMAXやポケットWi-Fiのような無線系のインターネット接続でも発生(しかもより深刻な形で)しています。また端末の処理性能の向上により、高画質動画のようなサイズの大きなデータがやり取りされるようになります。これもネットワークの渋滞の原因になります。

プロバイダが大企業か否かで接続速度が変わる?

プロバイダというのは、加入者宅から引いてきた光ファイバーケーブルを、より上位の高速通信回線に接続することを担当している業者です。この「より上位の高速通信回線」のことをバックボーンと言います。一般ユーザーがプロバイダと契約しているように、プロバイダ自身もバックボーンを管理する業者と契約しています。

バックボーンを管理している業者を一次プロバイダ、一般ユーザーとの接続を管理する業者を二次プロバイダと言います。かつては、より高速で限界の高いバックボーンと契約しているプロバイダ(二次プロバイダ)ほど、一般ユーザーに対しても快適なサービスを提供できる、とされていました。バックボーンが貧弱だと、そこで渋滞が慢性的に発生することになり、二次プロバイダ-ユーザー宅がいくら高速であっても、その高速性を生かせなかったのです。

バックボーンの差は問題にならない。それが現在

最初に述べたように、ここ数年高速インターネットの加入者数は凄まじい勢いで増えており、それに伴ってやり取りされるパケットの量も増えています。他方、一次プロバイダ側では業者の淘汰が行われたり継続的にインフラ増強を行っていったりした結果、どこの業者のバックボーンもほぼ同じ能力を持つようになりました。

この結果、バックボーンがどれだけ太いかどうかが、末端レベルでのインターネット利用の快適性には結びつきにくくなっているのです。現在は、バックボーンよりも、そこに接続するまでの環境に速度低下の原因があることが多くなっています。

特に問題があるのは、バックボーンに接続するプロバイダの設備の能力不足です。この場合の「不足」というのは、ユーザー数の増加に対しての相対的な能力の不足です。つまり、サポート体制に定評のある大手プロバイダであっても、そのせいで人気が高まり加入者が押しかけるようになると、「相対的な能力不足」が発生し遅くなってしまうことがある、ということなのです。

清水:フレッツ光・光コラボ問わずNGNの中の回線逼迫なんてことはあまり聞いたことがありません。光コラボの速度低下はプロバイダ側の問題が99%と捉えて問題ないともいます。

実はタコ足配線になっている光回線

共有共有また共有!のNTT系光回線

「光回線は1Gbps!」と言われていますが、それはあくまで理論値に過ぎません。ただし光ファイバーはADSLのように収容局との距離がちょっと増えたら多大の通信ロスが発生するようになる、ということはありません。実はNTT系の光回線は、局内で1本だった光ファイバー(上限1.25Gbps)を、最大32分岐させています。

分岐させた32本ですが、そのすべてが一般加入者宅に繋がっているかというとそうではありません。基本的には、新規加入申し込みがあった時にすぐ対応できるようにある程度空きが確保されています。ただ、近年の光回線加入者の急増で、都市部などでは空きが少なくなってきているのも事実です。もしも32本全部が一般加入者宅と接続されており、そのすべてが同時に高速通信を行おうとすると、実に簡単に渋滞が発生することになります。

分岐数を減らして速度を確保しているNUROひかり

最大2Gpsという超高速を売りにし、ユーザーを増やしている業者が「NUROひかり」です。この業者は光コラボのプロバイダではなく、独自の回線(NTTのダークファイバーをレンタル)を使用しています。独自回線なので局内配線の速度も上げられますし、ユーザー宅への分岐も独自に設定できます。

NUROひかりは速度が売りの業者なので、局内の回線には最大2.4Gbps対応のものを使用しており、最大8分岐までとなっています。NTT回線を使ったサービスよりも普及度は低いので、8分岐すべてが使われるという例も少ないと期待できます。ただし、この場合でも8分岐すべてを埋め、端末側が一斉に高速通信をリクエストすると渋滞し、速度低下が発生します。

auひかりの回線の状況はNTT系と同じ

auひかりはKDDIグループの提供する光回線とプロバイダが一体化した光回線の接続サービスです。回線自体は電力系の光回線とNTTのダークファイバーを使用しています。ですので、回線速度はNTTとほとんど変わりません。局内での配線ルールも、NTTのものとほぼ同じです。このため、他の光回線同様、分岐配線された端末が一斉に高速通信のリクエストを出すと、渋滞が発生することになります。

清水:最終的にはNTT系の光回線に行き着くわけですがサービスによって分岐数が異なるので、速度や安定性を重視したいならNUROひかりがオススメです。

こうすれば遅い光コラボ回線も速くなる!

光回線が「遅くなる」のは光ファイバーに原因があるのではなく、加入者宅から局までの通信回線が混雑したり、プロバイダの機器に問題がある場合がほとんどです。またバックボーンの混雑が原因になることもあり、いずれにしろ一般ユーザーがどうこうできる種類のものではありません。しかし、対策方法が全くない訳ではありませんので、以下に効果があると思われる方法を紹介していきます。

接続している光回線を他の業者に変えてみる

最も効果があると思われるのは、「回線レベルで契約を変える」というものです。現在、日本全体をカバーする規模で提供されているのは、NTT東西の光回線しかありません。しかし、地域によっては他社の回線を選択できる場合があります。関東地域においては、「NUROひかり」が利用できる可能性がありますし、関東以外でも「auひかり」はじわじわサービスエリアを拡げてきています。

地域によっては地元電力会社系の業者が提供する光回線接続が利用できます。その地域でのシェアがNTTよりも小さい業者の場合、局までは空いていて高速通信ができる可能性が高くなりますが、どういうケースでも乗り換えの方が速くなると言い切ることはできません。

何もしないでそのまましばらく待つ

非常に消極的なようですが、実は最も効果が高いのが「何もしないで待つ」という手です。プロバイダは一度インターネット接続環境を構築したら後は放置!としているわけではありません。不断に設備増強を続けていますし、ユーザーからのクレームが多ければ臨時に増強工事を増やすということもします。

ですので、放置していれば通信環境は自然と改善される(はず)です。2017年にはWiMAXの通信速度制限が緩和されますが、これは主にWiMAX側の回線インフラの整備が進み、余裕が出てきた結果です。ユーザー増加のスピードに、回線設備増強が追いつくようになれば、回線の種類を問わずインターネット接続は快適なものになっていきます。

他のプロバイダと契約する

速度低下の原因がプロバイダにある場合は、プロバイダを変えれば向上することがあります。光コラボの場合、プロバイダを変えることは不可能ではありませんが、電話回線をひかり電話にしていた場合、少々問題が発生します。

現状のシステムだと、光コラボでのプロバイダの乗り換えは、一度回線契約ごとプロバイダ契約を解約し、別の業者と新規契約を結ぶ、ということになります。ひかり電話にした場合光回線のオプションサービス扱いになるので、解約すればその番号は使えなくなります。NTT系の回線からauひかりへの乗り換えの場合、番号を変えずに引き継ぐことが可能です。とはいうものの、プロバイダの変更で必ず速くなるとは断言できないので、上記のようなリスクを犯してまで乗り換えを実行するかどうかは、利用者個々の判断次第ということになります。

通信方式を変更できるなら変えてみる

インターネットの通信は、端末に対してIPアドレスという番号を割り当てることによって行われています。IPアドレスは、電話網における電話番号のようなものです。インターネットが普及することによって、従来型のIPv4と呼ばれるIPアドレスが枯渇し、IPv6という新しい形式のIPアドレスが提唱されるようになりました。

IPv6が提唱されてからもう何年も経つのですが、その普及はあまり進んではいません。普及してないのはIPv6用のネットワーク機器への置き換えが進んでいないためです。逆に考えれば、IPv6用の機器はどれも空いているので、こちらを積極的に利用するようにすれば、渋滞のない快適な通信を行えることになります。

IPv6ベースではIPv4ベースの端末すべてと通信を行うことができません。このため、IPv6パススルーという技術が使われます。ソフトバンク光やIIJmioひかりの場合、このIPv6パススルーに対応しており、IPv4ベースの通信に影響を及ぼすことなく、IPv6系の機器を経由させての快適な通信環境を構築できます。

「渋滞」ならばやがて解消される!あまり神経質にならないのが吉

ある意味、インターネット普及の歴史は、高速回線サービスの提供とそれによる渋滞発生、そして業者の設備増強による渋滞解消の繰り返しでした。ADSLが爆発的に普及した時にも「遅い」という不満を持つユーザーは少なくありませんでしたが、その後の企業側の努力によって解消されました。近くはWiMAXにおいて、同様のパターンが繰り返されています。

このため、光回線においても半年~1年といったスパンで待っていれば事態は解決します。そういう期間待つことができない、という場合に限り、回線の変更等の対策を講じるべきでしょう。なお、1Gbpsという理論最速値を達成するためには、加入者宅の家庭内ネットワークや端末がこれに対応していることも必須です。「遅い」原因を突き詰めていったら自宅内のケーブルやルータに問題があった、ということも少なくないので、このあたりをチェックしてみることもオススメします。

この記事を書いた人
清水コウタ / 元某量販店の販売員

某家電量販店でのスマホと光回線の販売経験あり。鋭い切り口で目的にあったネット回線を選びます。

shimizu.kota

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