ADSLの回線速度について不満をお持ちですね。ネット回線が不安定だとイライラしますよね。とくにYoutubeやNETFLIXなどの動画サイトを見ている際に接続が切れるなんてことが起きたら最悪です。ADSLが遅い原因にはいくつか理由がありますので、まずは、どこが原因で回線速度が遅くなっているのかを特定し、原因に合わせた解決方法を試してみましょう。
本当に遅い?ADSL回線の速度を把握
上記のサイトはUSENが提供している回線速度のテストができるページです。こちらからアクセスができます。右のボタンをクリックすると速度の計測ができます。ワンクリックでしかも短時間に計測することができるので定番のサイトです。
動画やゲームなどの推奨速度
以下の表に各サイトで必要とする回線速度の推奨値をまとめました。動画サイトやオンラインゲームでも「ストレスなく遊ぶ」「視聴する」にも数十Mbpsも必要ありません。たとえば、動画サイトのYoutubeやNetflixでHD動画を視聴するときでも5Mbps程度あれば快適に視聴できます。
サービス名 | 必要速度 |
---|---|
YouTube | 500kbps以上 |
Hulu | 1Mbps以上 |
Netflix | 500kbps以上 |
NHKオンデマンド | 600kbps以上 |
清水:ネットを快適に使うのであれば5Mbps程度あれば充分です。それ以上の回線速度が必要になるのは、常時、数GBという大容量のファイルをやり取りする場合のみです。ですので、一度、回線速度を把握して、本当に今以上の速度が必要かどうかを把握しておきましょう。
ADSLの回線速度とNTT収容局との距離
ADSLの場合、電話回線(メタル回線)を使用するため、NTT収容局との距離によって回線速度と安定性が大きく変わってきます。10年ぐらい前にADSLが全盛期の頃「ADSLは回線速度が遅い」「ADSLは不安定」とよく言われていましたが、実際のところ、全ユーザーがそうではありません。NTT収容局が近く、電話回線の品質がよければ、数十Mbpsという光回線と同等の実効速度も出ることがあります。
引用URL:http://www.isdn-info.co.jp/adsl/densou.html
ADSLは「自宅からNTT収容局までの伝送損失(≒距離)」が大きくなるほど(遠くなるほど) 「ADSLの伝送速度」は低下する特性があります。これを伝送損失といい、この伝送損失はdb(デシベル)で表記されます。
引用URL:http://www.isdn-info.co.jp/adsl/densou_loss.html
清水:ADSLが快適かつ安定的に使用できる伝送損失の基準は「20db」です。自宅の電話番号で検索し、20dbを超えるようなら、ADSLの改善方法を考えるよりも、光回線に乗り換えて、回線速度に一喜一憂するようなストレスを抱えない方が精神的にも安心できます。
ADSLの遅さを改善する4つの方法
1.ADSLモデムの再起動手順
「いつもは10Mbps程度出てるのに今日は数Mbpsしかでない」という方に有効な方法です。ADSLモデムをコンセントから外し、再度、コンセントに入れ、ADSLモデムの起動を行います。ADSLモデムの機能に回線自体が安定させるために、通信速度をわざと低下させ、通信を安定させる機能があります。一度、通信速度が低下すると再起動するまで回線速度が向上することはありませんので、元の回線速度に戻すという効果があります。
ADSLモデムの再起動
- 1. パソコンの電源を落とします。
- 2. ADSLモデムの電源を落とします。
※ ADSLモデム以外にブロードバンドルーターをお使いの場合は、そちらから電源を落とします。- 3. 接続機器に接続しているすべてのケーブルの抜き差しを行います。
- 4. 10秒ほど待ってから、ADSLモデムの電源を入れます。
※ ブロードバンドルーターをご利用の場合は、モデムのADSLランプが安定してから、ルーターの電源を入れます。- 5. パソコンを起動し、接続をお試しください。
2.ケーブルを短くする
モジュラージャックからADSLモデムまでのケーブルが長いとそれだけノイズを拾いやすくなり、回線速度や安定性に影響します。できるだけ適切なモジュラーケーブルを使用しましょう。また、モジュラーケーブルの中にもノイズ対策が施されたケーブルも家電量販店で販売されています。
モジュラーケーブルの改善事例
ヤマダ電機でモジュラケーブル3本(0.1Mを1本、0.3Mを2本)購入して交換したらADSLのスピードがアップしました(交換前のモジュラケーブル長は2~3M程度)。環境は、一戸建て、イー・アクセス12M、電話局舎より約2.2km、プロバイダは@nifty
- 交換前:下り 4.5Mbps程度、上り 1.0Mbps程度
- 交換後:下り 6.0Mbps程度、上り 1.0Mbps程度
3.余分な機器を取り付けない
電気・ガス・水道の遠隔指針やホームセキュリティの機器がADSLモデムの手前に設置されていると、伝送損失が大きくなり「接続ができない」「接続が不安定になる」といったトラブルの要因となりますので、設置する際には必ずスプリッタの「PHONE」側の後に設置するようにしてください。また、使用していない機器がある場合は取り外しておきましょう。
4.プロバイダに帯域調整を依頼する
帯域調整とは通信に使用する周波数帯域を絞ることでノイズに対する影響を最小限にすることで、回線の安定性を担保するというものです。各プロバイダのサポートに連絡(電話、または、メール)し、回線が不安定なことを伝えれば、帯域調整を対応してもらえます。注意点として、帯域調整をすることで回線の最大速度が低下することがあります。
Yahoo!BB ADSL
●0800-2222-820 通話料無料
※受付: 年中無休 10:00~19:00
※ 一般電話、IP電話、携帯・PHSより利用可能。
改善事例(Yahoo!BB ADSL)
Yahoo!BB ADSL 回線調整前の速度
—— BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ——
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.6001
測定日時: 2016/09/24 13:20:53
回線/ISP/地域:
————————————————–
1.NTTPC(WebARENA)1: 35.18Kbps (4.3KB/sec)
2.NTTPC(WebARENA)2: 64.27Kbps (8KB/sec)
推定転送速度: 64.27Kbps (8KB/sec)
http://kyoumo-kensaku.com/yahoo-kaisen
Yahoo!BB ADSL 回線調整後の速度
—— BNRスピードテスト (ダウンロード速度) ——
測定サイト: http://www.musen-lan.com/speed/ Ver5.6001
測定日時: 2016/09/24 16:18:39
回線/ISP/地域:
————————————————–
1.NTTPC(WebARENA)1: 2.36Mbps (294.24KB/sec)
2.NTTPC(WebARENA)2: 2.34Mbps (292.72KB/sec)
推定転送速度: 2.36Mbps (294.24KB/sec)
http://kyoumo-kensaku.com/yahoo-kaisen
5.NTT収容局が3km以上なら光回線への乗り換え
以下のNTT公式サイトで自宅の固定の電話番号を入力すれば「自宅からNTT収容局までの距離」を調べられます。
大体の目安としてはNTT収容局から1~2kmであれば10Mbps程度、2~3kmであれば2~5Mbps程度となり、それ以上となると2Mbpsを切ることもあります。また、回線速度だけでなく、安定性も同時に失われるので、NTT収容局から3km以上離れている場合は、光回線やモバイル回線といった別のネット回線を使用する方がオススメです。
清水:ADSLを設置してから1Mbpsに満たない、もしくは、NTT収容局まで3km以上ある場合は、光回線への乗り換えを検討することをオススメします。最大1Gbpsという速度だけでなく、回線の不安定さが解消されるので精神的にもいいかと思います。
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- 回線速度(下り):最大261Mbps
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某家電量販店でのスマホと光回線の販売経験あり。鋭い切り口で目的にあったネット回線を選びます。

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NTT基地局から3km強の住所で、ADSL50mの時は,下り6mbps程度。24時間いつ計測しても6.1-6.2mbpsで安定。
光1gbpsにしてからは、昼間は25mbpsと早くなりましたが、夜8時ごろー深夜2時ごろは、0.8mbps-4mbpsを行ったり来たりとADSLの時より遅くなりました。1mbps位にまで下がると体感でもはっきりわかりますね。「クリックしてもなかなか次のサイトに切り替わらいな」って。ADSLより月額1700円高いのに残念な結果です。
ADSLは常時安定、一方、光の夜間時間帯のこの不安定さは、光”回線”よりも、プロバイダーのサーバーが込みすぎて処理が遅くなってるとかでしょうかね?(今回の比較のADSLと光は別のプロバイダーです)